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『英文標準問題精講』を極めよう! 番外編#2 「形容詞の叙述用法と限定用法」「準補語」の解説

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番外編#2では、『英文標準問題精講』初期10日間の#11~30までに登場した文法のうち、高校の授業や塾などでは、あまり詳しく解説されることのない文法について、まとめて解説をしていきます。

今回は、その中から、「形容詞の叙述用法と限定用法」「準補語」について詳しく解説していきます。

「形容詞の叙述用法と限定用法」について

基本的には、形容詞の用法には、「叙述用法」と「限定用法」の2種類の用法があります。「叙述用法」は、第2文型の補語(C)になるもので、通常、形容詞や形容詞句単体で一つのまとまりをつくります。

I am tired.

He is happy.

I’m so starving.

The baby sat crying.

You never kept a secret, always stayed real.

You are appreciated.

いわゆる「進行形」を作る~ingの形は、文法的には「現在分詞」であり、品詞的には「形容詞」になります。interesting「興味深い、面白い」という形容詞は、interest「利子、興味、関心、興味を起こさせる」という動詞が現在分詞化し、形容詞として定着したものです。

一方で「過去分詞」も品詞的には「形容詞」にカテゴライズされます。tiredなどは、形容詞化した過去分詞の代表的な例です。

このように、現在分詞と過去分詞は、「形容詞」として扱われ、本来形容詞が入るような、補語(C)などでもつかわれることが一般的です。

「進行形」 → 「現在分詞」が第2文型の補語(C)になっているもの

「受動態」 → 「過去分詞」が第2文型の補語(C)になっているもの

このように解釈すると、文型的にスッキリ整理しやすくなります。

「限定用法」は、名詞句の中で名詞を前置修飾する形容詞の用法です。

beautiful flowers.

a special offer.

I have [a significant idea].

He is [a decent person].

形容詞の中には、このように、名詞句の中でのみ使われる形容詞がいくつかあります。

main, drunken, daily, previous, wooden…

そして、大学受験や検定試験などでよく出題されるものが、叙述用法のみで使われる形容詞です。これらのほとんどが、a-から始まるもので、元々、名詞や動詞だったものにa- をつけることで形容詞化したものなどです。

alive, asleep, aware, awake, alight, akin, alone, afraid, alike, ashamed, alert…

この他にも、conscious, worth,  unableなどは叙述用法のみで使われる形容詞です。

○ My grandfather is still alive.

○ My grandfather is still living.

○ My father is the living image of my grandfather.

× My father is the alive image of my grandfather.

○ He likes live music.

× He likes living/alive music.

○ He lives alone.

○ He lives lonely.

○ He is a lonely person.

× He is an alone person.

これらの例文の○×の違いは、文法的に成立しているかどうかです。意味はそれぞれの単語や表現により、多少異なってくるので注意しましょう。

「準補語」について

基本5文型や品詞、句・節などの構造分析では、ほとんどすべての単語が意味付けされ、曖昧をなくし、すべてを意味付けし説明しようとします。しかし、論理(文法)が言語の先にあったわけではないので、当然例外もでてきます。そのうちの一つが、「準補語」と呼ばれるもので、構造分析しても、「基本5文型のどの要素にもなることができない形容詞」がでてきます。

以下の文は、「準補語」が使われている文章です。「準補語」以外の単語はすべて、基本五文型の要素になっていて、文型も確立しているので、基本的には「準補語」は、文法的に文を成立させる上では、余計な要素です。しかし、「準補語」がないと意味が通じない場合がほとんどです。

He died (young). 第1文型 + 準補語

She was born (rich). 第2文型 + 準補語

He eats fish (raw). 第3文型 + 準補語

He came home (drunk).  第1文型 + 準補語

He drinks coffee (black). 第3文型 + 準補語

He eats vegetables (fresh).  第3文型 + 準補語

He painted his bike (blue). 第3文型 + 準補語

She cut her hair (short). 第3文型 + 準補語

いずれも、「準補語」を取り除いても文型は確定していて、直前の名詞の状態を表しています。これらの形容詞は、名詞句に組み込むと、意味がかわってきます。

He drinks coffee black. 「彼はコーヒーをブラックで飲む。」

He drinks black coffee. 「彼はブラックコーヒーを飲む。」

上の文だと、主節の内容を、”どのような方法”でするのか、というのが「準補語」の役割になっていますが、下の文では、ただ、目的語がblack coffeeになっているだけの文です。She cut her hair short.の文で、同じように比較すると、大きな違いが出てきます。

似たような文法に、「不完全自動詞」と呼ばれるものがあります。これは、第2文型に置き換えることができる自動詞で、look, become, sound, seem, smell, feel…などの動詞を指します。これは、そもそもが第2文型と構造分析できるものなので、S=Cになっていれば、受動態も、進行形も、不完全自動詞もすべて、第2文型になります。

He goes mad.(he is mad. (he = mad))

Dreams come true.(dreams are true. (dreams = true))

He turns pale.(he is pale. (he = pale))

次の文のように、単純に副詞の場合もあります。

I did it (right/wrong).

高校英語では、副詞や副詞句、形容詞などの複雑な用法の分類をすべて、M(修飾語, modifier)としてまとめて学習することがほとんどです。これは、入試に出ないし、教師も細かく理解していない部分なので、あまり実用的な知識とはいえないかもしれません。しかし、英作文や、英語で文章を書く場合には、これらを意識的に使い分け、自分の言いたいことを適切に言い表す必要があります。日本語と同じで、ネイティブでも、どちらの言い回しがより適切かと、議論されるような内容なので、辞書を引いて調べる習慣をつけましょう。

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