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『英文標準問題精講』を極めよう! 番外編#3 「because, since, asの使い分け」「when, while, asの使い分け」の解説

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番外編#3では、『英文標準問題精講』初期10日間の#11~30までに登場した文法のうち、高校の授業や塾などでは、あまり詳しく解説されることのない文法について、まとめて解説をしていきます。

「because, since, asの使い分け」について

becauseは、by cause「原因によって」という表現が短くなったもので、「理由・原因」を表す表現です。主節と副詞節に、「因果関係」がある場合に用いられます。また、becauseが用いられる場合は、その「理由・原因」自体が、話しの焦点となる場合が多いので、because節(副詞節)は主節の後に置かれ、強調されることがよくあります。because節が主節の前に来る場合もあります。

I stayed home all day because I didn’t want to see anyone.

「誰にも会いたくなかったから、一日中家にいたよ。」

この例の場合、誰かと会話をしてると想定すると、「I stayed home all day.」「Why?」「Because, I din’t want to see anyone.」のように、相槌が入るのがイメージできます。人によっては、「Because, I have a lot of homework to do, and it’s due tomorrow!」かもしれませんし、「Because, I had been waiting for a parcel, but the mailman hadn’t shown up at last.」かもしれません。いずれにせよ、理由の方が、話しの焦点になっています。

 

sinceは、「~から」という訳で、完了形の表現のときに、文末の副詞句を作る接続詞として使われる事が多いですが、一般的に副詞節としても使われ、そのときには「理由・原因」を表す副詞節を作ります。becauseと違う点は、sinceという言葉の意味にもあるように、ある時点から後の事を表していて、それ以降のことは、sinceの内容が前提になっています。

Since it’s such a beautiful day, why don’t we do something outdoors?

「こんなに天気が良いから、外に出て何かしない?」

この例文からも分かるとおり、話者と相手の両方がもう既に知っている情報で、「そもそも~だから」という理由・原因を付け足す場合につかわれます。

sinceは、英語の数学の答案などでも使われます。問題文に、「aは偶数であり…」という条件があれば、例えば、答えが、a = 1, 2 と出たときに、「since a is even, a = 2(aは偶数であるので、a = 2)」と答えます。

これも、問題文で、あらかじめ「aは偶数である」と条件を与えられているので、問題を解いている間は、その条件がずっと適用されている中の作業であるから、sinceという言葉がつかわれます。これをbecauseやasと置き換えることはできません。

 

asは、sinceと意味が似ていて、これも「前提条件」として、話者の立場を表したり、主節で行われる行動の前提となる条件を文頭で提示する場合に使われます。

As it was raining, we decided to stay home.

As you’re so clever, you should know all the answers.

As I am a doctor, I give you advice.

sinceの場合には、言い方や文頭に置かれることで、理由が強調される場合がありますが、asの場合は、強調されることは稀です。また、3つ目の例からも分かるように、「医者として」というのは、捉え方の問題でもあるので、場合によっては、「友人として」や「親として」など、同じ話者の間でも、異なった条件付けをすることができます。「同格」という意味も含めると、「何と同じだとみなすのか」がポイントになります。

「when, while, asの使い分け」

whenは、「特定の時間的な間隔や時代など」に対して使われる表現である一方で、whileは、「特定の活動や行動の期間」に対して使われる言葉です。←この文の「一方で」がちょうどwhileにあたり、whenという言葉がこういう意味で使われているという状態のときに、whileという言葉はこういう意味で使われているという状態である、という「同時進行」を表します。一方でwhenは、同時性がない場合もあります。

When I worked as a teacher, I met a good friend.

While I was working as a teacher, I met a good friend.

上の文は、「私が先生として働いているとき、私は良き友人と出会った。」という訳になり、これは、先生として働いていた時期のどこかのタイミングで、ある人と出会った、という意味になります。

下の文は、「私が先生として働いていたとき、私は良き友と出会った。」という訳になり、これは、勤務中に出会ったという意味になります。

副詞節内が、単純過去と過去進行形の形になっている違いはありますが、上の文が過去進行形であっても、この意味の違いはほとんど変わりません。先生として働いていた時期がより限定的になる程度です。人生や時代におけるある時期に何かをしているという表現では、whileやasを使うことはできません。

 

asも「〜するにつれ、〜する間」と訳される場合がありますが、asの語源的意味である「同格」や「前提条件」という意味を含めると、主節の行動と同時に起き、かつ、主節の行動が起こるベースにある行動、であることがわかります。

As [While] Jill was taking a bath, Jim was watching TV.

Bob came in (just) as Ed went out.

この例文は、どちらも、2つの出来事が同時に起きている場合です。whenではこのような使い方はできませんし、同時性が弱くなり、不明確になってしまいます。

最後に

辞書を引くと、「用法」や「意味」が網羅的にすべて例文とともに説明されているので非常に分かり易いですが、場合分けのように、この場合はこう、こっちの場合はこう、とすべてをパターン化して覚えておくことは辞書を丸暗記しているようなもので、非効率的な学習です。

ここで挙げた例や違いは、何を元に違っているのか、という言葉が持つ本来の意味を理解し、それを応用していくような学習をしやすくするためのヒントです。言葉が不自然な使われ方をしたときにも「違和感」を持てるようになるのも、重要な学習の一つです。抽象化された違いやポイントを見極める目を養うことができれば、未知のものにも対応できる力が養われていき、学習の成果が大きく加速していくでしょう。

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