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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #14

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It is true that the work of the peasant who cultivates his own land is varied; he ploughs, he sows, he reaps. But he is at the mercy of the elements, and is very conscious of his dependence, whereas the man who works a modern mechanism is conscious of power, and acquires the sense that man is the master, not the slave, of natural forces.

構造分析

①It is true [that [the work of the peasant who cultivates his own land] is [varied]]; he ploughs, he sows, he reaps. ②But he is / (at the mercy of the elements), and is [very conscious of his dependence], (whereas the man (who works a modern mechanism) is conscious of power, and acquires [the sense (that man is [the master, (not the slave), of natural forces]).]

解説

①It is true [that [the work of the peasant who cultivates his own land] is [varied]]; he ploughs, he sows, he reaps.

この文のthat節は、第2文型(SVC)の各要素がすべてそろっているので、完全文(complete sentence)であり、「同格のthat」です。

varyという単語の意味は、「変わる」という意味で1対1対応で覚えている方が多いかもしれませんが、この単語は、changeとは意味合いがまったく異なるので注意が必要です。changeは、状態や形態が「変化する」ことを指しますが、varyは、変化しません。varyは、「様々である」という意味の言葉で、variable(変数)、variation(様々になること、変動、変奏曲)などの言葉に派生しています。

セミコロンは、後ろの文が前の文の「言い換え」であることを指します。「自分の土地をたがや化している小作人の仕事は様々である」という内容を、3つの具体例を挙げて言い換えています。

plough(英) = plow(米)

 

②But he is / (at the mercy of the elements), and is [very conscious of his dependence], (whereas the man (who works a modern mechanism) is conscious of power, and acquires [the sense (that man is [the master, (not the slave), of natural forces]).]

この文でも、文頭に、等位接続詞butがありますが、これも、カンマで続けてしまうと、文が長くなりすぎて構造が見えづらくなるので、区切りのいいところで切っているためです。等位接続詞が文頭にこない理由で最も重要なことは、文と文をつなぐ等位接続詞は、その2つの文の関連性を明確にし、2つで1つの流れを作ることが目的なので、「等位接続詞+単文」のみでは、文は存在することができません。もし、そのような表現がある場合は、前の文があるか、もしくは、何から接続されているのかが意味的に明確になっている場合に限られます。

逆に言えば、英語では、それほど明確な文と文のつながりがない場合には、等位接続詞は使いません。英作文をする際に、日本人は、And, But, So, などの等位接続詞をすべての文に使いがちになってしまいますが、それは、正しい使い方ではないことを頭に入れておいて下さい。文の羅列だけでも、物語は進んでいきます。

 

whereasは、副詞節を作る従属接続詞です。where + as なので、whereとas(同格)の両方の意味を兼ね備えています。

whereは抽象的な概念の場所を示すことができる言葉です。例えば次のような文を見てみましょう。

⇛ Music is one of the most purified form of the world which human beings can visualize, where we can play, make, cry, laugh, despair, hope and feel every kind of emotion so particularly.

こういった抽象世界を比喩的に表現する場合でも用いることができます。

Musicの辞書的に”説明”すると次のようになります。

⇛ Music is one of the creative activities of human beings with combinations of sound, rhythm, and harmony.

同じものを”人間にとって”という観点からdescriptiveに言い換えて表現したものが、上に書いたwhereを用いた表現です。

 

この文章での “whereas” は、小作人の自然に対する態度(attitude)と、近代化された人々の自然に対する態度という抽象的なものを、2つの表現で言い換えています。前者のPositiveな表現を、後者のNegativeな表現によって、その態度の違い(抽象的な概念)を言い換えている、ということもできるかもしれません。

as は同格(=)を表す言葉なので、whereasは、「同様の概念の世界を言い換えたもの」とも表現できるかもしれません。また、同様に「一方で」と訳す whileは「時間的な同時進行」を表す際に用いられます。

 

mechanismという言葉は、機械装置やしかけ、体系的な手法や過程のことを指します。このような文章は、産業革命や近代化の時代背景の元に書かれたということを意識して読むと読みやすいかもしれません。機械化は、ただ機械を使うようになったというだけでなく、人の生活様式そのものの仕組みを根本的に変えた、という意味合いになります。

最後のandは、動詞の並列で、the manにかかっています。

 

直訳

彼自身の土地を耕す小作人の仕事が様々であることは、正しい。彼は、畑を耕し、種をまき、収穫する。しかし、彼は、自然の恵みにあって、そして、彼の依存性の強い意識をもっている。一方で、近代のメカニズムを用いる人は、力の意識があり、人間は自然の力の奴隷ではなく主人であるという感覚を獲得している。

 

意訳

自分の土地を耕す小作人の仕事が多岐にわたることは言うまでもない。彼は、畑を耕し、種をまき、収穫する。しかし彼は、自然の恵みを感じて生きていて、自然に依存しているということを強く意識している。一方で、近代的な手法を用いる人々は、力(権力、支配力)についての意識をもっており、自然の力の奴隷ではなく、主人であるという感覚を持っている。

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