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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #17

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Some people say that their schooldays were the happiest of their lives. They may be right, but I always look with suspicion upon those whom I hear saying this. It is hard enough to know whether one is happy or unhappy now, and still harder to compare the relative happiness or unhappiness of different times of one’s life; the utmost that can be said is that we are fairly happy so long as we are not distinctly aware of being miserable.

構造分析

①[Some people] say [that [their schooldays] were [the happiest of their lives]]. ②They may be right, but I (always) look / (with suspicion) / (upon those whom I hear saying this). ③It is [hard (enough) / [to know [whether one is happy or unhappy (now)]]], and [(still) harder / [to compare the relative happiness or unhappiness of different times of one’s life]]; ④[the utmost (that can be said)] is [that we are fairly happy (so long) / (as we are not (distinctly) aware of being miserable)].

解説

①[Some people] say [that [their schooldays] were [the happiest of their lives]].

他動詞sayの目的語がthat節(名詞節)になっている第3文型(SVO)の文です。

 

②They may be right, but I (always) look / (with suspicion) / (upon those whom I hear saying this).

等位接続詞butで接続されている重文(Compound Sentence)です。

those who, those whomなどの表現の場合、thoseが「人」であることは、関係代名詞の種類からもわかります。

関係代名詞は、目的格のwhomなので、関係代名詞節では、目的語が抜け落ちている不完全文(Incomplete Sentence)になっています。この場合は、saying thisとあるので、一見、完全文に見えますが、hearは第5文型をとり、目的格が先行詞にきていることがわかります。元の文は、次のようになります。

⇛ I hear [those] [saying this]. (SVOCの第5文型(O = C))

「知覚動詞+原形不定詞」というイメージがあるかもしれませんが、補語(C)は、形容詞(句・節)、名詞(句・節)が入ることができるので、形容詞である、現在分詞や過去分詞なども入ることができます。

Cに入る言葉で何が適切かを判断するには、OとCの部分を取り出して、第2文型を作ってみるとよく解ります。OとCの関係が「O=C」の関係であることと、第2文型(SVC)も「S=C」の関係は同じなので、be動詞を用い、2つの表現を比べてみると、次のようになります。

I heard you say this. → You were to say this.(O=C)
「私は、あなたがこれを言ったのを聞いた」

I heard you saying this. → You were saying this.(O=C)
「私は、あなたがこれを言っていたのを聞いた」

I heard your car broken. → Your car was broken.(O=C)
「私は、あなたの車が壊れたと聞いた。」

 

uponという単語は、onとほぼ同じ意味の言葉ですが、堅く、強調された表現になります。up + onなので、upの意味も含まれています。副詞upは、「結果的にあらわれる」という根本的な意味のある言葉なので、uponは、「表面にあらわれる」→ look upon「目にする、傍観する、見物する」などの意味になります。

finish 「終わる」 → finish up 「仕上げる」
take 「取る」 → take up 「取り上げる、連れていく」
eat 「食べる」 → eat up 「食い尽くす、使い尽くす、そのまま信じ込む」
give 「与える」 → give up 「手放す、諦める、放棄する」

③It is [hard (enough) / [to know [whether one is happy or unhappy (now)]]], and [(still) harder / [to compare the relative happiness or unhappiness of different times of one’s life]];

It構文のto不定詞句が並列されています。

whether節は、名詞節の場合と副詞節の場合があります。この場合は、他動詞knowの目的語になっているので、名詞節になります。「名詞節」は、「〜ということ」と訳すことは、徹底しておくと、分かりやすくなるでしょう。

relative 「比較的」
relatively 「相対的に」 ↔ absolutely「絶対的に」

④[the utmost (that can be said)] is [that we are fairly happy (so long) / (as we are not (distinctly) aware of being miserable)].

utmostは、品詞がわからなくても、関係代名詞節の先行詞になっているので、名詞以外には考えられません。可能性として、「the + 形容詞 = 人」の可能性もありますが、「最大の人」や「極限の人」という意味にはならないことは、文脈から判断するしかありません。ここでは、名詞utmost「最大限度、極限」などの意味になります。

 

so long asは、「〜さえすれば、〜する限り」という意味ですが、これも、asが「同格」であること、longは、「時間的な概念の長さ」であるという意味をふまえれば、「〜と同じくらい長い時間で」→「〜する限り」という英語の感覚が明確になります。

また、比較級の「原級」(as 〜 as)や、so long as などは、このまとまりで学習することがおおいですが、文法的には、一番うしろのasは、副詞節を作る「従位接続詞」になるので注意しましょう。

 

fairlyは、「公平に」という意味の言葉ですが、ポジティブな意味で使われるよりは、譲歩的に使われることが多い言葉です。起こった出来事に対して、「それ相応に」という意味になります。「少なくとも納得はしている」という感じです。

 

直訳

いくらかの人々は彼らの学生時代は彼らの人生の最も幸せなときであったという。彼らは正しいかもしれない。しかし、私はいつも、私がこれをいうことをきくような人々を、疑いとともに見る。人が今幸せか不幸せかどうかを知ることは充分に難しい。そして、人の人生の異なった時代の相対的な幸せや不幸を比較することは、まださらに難しい。言われることができる最高は、私たちが明確に惨めであることを意識していないとして、今までは公平に幸せである、ということだ。

意訳

ある人は、彼らの学生時代が人生で最も幸せであったという。おそらくそれは正しいだろう。しかし、私がそのようなことを聞くときはいつも、それを訝しげに思う。人が、今幸せであるか不幸であるかどうかを知ることは、充分に難しいことである。そして、その人の人生の異なる時代においての幸不幸を比較することなどは尚更である。せめて、言ったところで惨めであるという明確な意識がないのならば、それなりに幸せであったという程度である。

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