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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #27

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Human nature does not change, or, at any rate, history is too short for any changes to be perceptible.  The earliest known specimens of art and literature are still comprehensible.  The fact that we can understand them all and can recognize in some of them an unsurpassed artistic excellence is proof enough that not only men’s feelings and instincts, but also their intellectual and imaginative powers, were in the remotest times precisely what they are now.

構造分析

①Human nature does not change, or, (at any rate), history is too short / (for any changes (to be perceptible)).  ②[The earliest known specimens of art and literature] are (still) [comprehensible].  ③[The fact (that we can understand them (all) and can recognize (in some of them) an unsurpassed artistic excellence)] is [proof (enough) (that [[(not only) men’s feelings and instincts], but (also) [their intellectual and imaginative powers], were / (in the remotest times) / (precisely) what they are (now))].

解説

①Human nature does not change, or, (at any rate), history is too short / (for any changes (to be perceptible)).

human natureとは、「人間性、人情」といった意味の表現。natureは、「自然、自然であること、人間の手を加える事ができないもの」というニュアンスです。

一方で、artは、「人間が作り出すもの、人工物、人間の業(わざ)、芸術」  という意味の言葉です。

nature ⇔ art 

natural ⇔ artificial 

AI = Artificial Intelligence 「人工知能」

at any rate: 「兎に角」

perceive:「per(すっかり)+ceive(つかむ)」→ 知覚する、気づく、認める、悟る

cept(ceive, cip)を語根とする単語には、receive, deceive, accept, concept, except, intercept, incept, participateなどがあります。それぞれ、接頭辞や接尾辞で、どのような意味の変化があるのかを、辞書を引いて確認しましょう。

 

②[The earliest known specimens of art and literature] are (still) [comprehensible].

early(形容詞・副詞同形)の対義語はlate(lately)です。時間的に早く起きた出来事は、earlyで、時間的に遅く(より今に近い時期に)起きた出来事はlate(lately)になります。latelyが「最近」と訳すのはそのためです。

 

lately, recently, these days, nowadaysなどは、どれも「最近では」という意味の副詞として、文の冒頭で使われることが多い言葉です。文脈を把握する上で重要な言葉なので覚えておきましょう。

 

③[The fact (that we can understand them (all) and can recognize (in some of them) [an unsurpassed artistic excellence])] is [proof (enough) (that [(not only) men’s feelings and instincts], but (also) [their intellectual and imaginative powers], were / (in the remotest times) / (precisely) what they are (now)). 

この文も長く複雑なので、いったん骨格となる部分を抜き出してみてみましょう。

 The fact is proof enough.

そして、the factとproof enoughの内容が、それぞれその直後のthat節(同格のthat)で説明されています。

最後のthat節は、主語が、not only A, but also Bの形になっていて、wereが述語動詞(V)、what they are nowが補語(C)の第2文型になっています。カンマが動詞の前にありますが、これは、長くなりすぎている句などを区切る意味で置かれているものです。

 

直訳 

人間性は変化しない、もしくは、とにかく、歴史は知覚されるためのあらゆる変化に対比て、あまりに短すぎる。ゲイジツと文学の見本として知られている最も初期のものは、まだ、理解できるものではない。私たちがそれら全てを理解することが出来るということや、それらの中にある卓越した芸術的すばらしさを認識することができるという事実は、十分に、ただ人間の感情や本能だけではなく、人間の知的で想像力のある力もまた、最も離れている時代の中で今正確にそれらが存在しているように存在していたということの証明である。

 

意訳 

人間らしさというのは、変化することはない、いや、とにかく、歴史というのは、あらゆる変化を知覚するには、あまりに短すぎる。芸術や文学の見本として知られている最も初期のものでも、まだ理解できる範囲のもので、それは、我々がそれらすべてを理解できるという事実やその比類なき芸術的卓越をその中に認めることができるという事実が十分に証明している。それは、ただ人間の感情や本能だけでなく、人間のち生や想像力もまた、最も遠く離れた時代に今存在しているのとまさに同じようにあるということを。

 

 

英文や現代文などで使われる文章の多くは、1800年代後半から1900年代初めまでの急激な科学の発達と限界、モダニズム、そしてポストモダニズムへの流れの中で書かれたものが多く、「西欧中心主義 v.s. 文化相対主義」「科学 v.s. 自然」「文明 v.s. 野蛮(未開)」「線形性・論理体系 v.s. 非線形性・カオス・複雑系」などの二項対立や、今まで人類が培って発展してきたと思い込んでいるものを、本当にそうなのだろうかと問い、次に人間が進むべき道はどちらの方向なのかを考察するような文章がほとんどです。人工知能の問題は、昔から話題にされてきましたが、最近になって、技術力がいよいよそれを実生活レベルにまで組み込むところまできている中、再び、その影響や倫理的問題などの話題や論争が起こってきています。背景知識として、これらの語彙を学び、トピックについての理解を深めることで、抽象的な文章がさらに読みやすくなっていくでしょう。

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