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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #33

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On arriving at Liverpool, I made the acquaintance of a man who had been in America some years previously, and not having his hopes realized at that time, had returned desperate to England, taken in a fresh cargo of hopes, and was now making a second attempt with as much enthusiasm, if not more, than others in making their first.

構造分析

①(On arriving at Liverpool), I made [the acquaintance of a man (who ②had been / (in America) / (some years / (previously)))], ③and (not having [his hopes] [realized] / (at that time)), had returned (desperate) / (to England), / ④(taken in a fresh cargo of hopes), / and was (now) making a second attempt / (with (as much) enthusiasm), / (if not more), / (than others in making their first).

解説

今回の文章は、一文が長く、分詞構文が多く使われていて構造が見えづらいので、並列されている要素ごとに番号を振りました。②~④は、すべて、the acquaintance of a manを先行詞とする主格の関係代名詞whoにかかっている動詞が並列されたものです。ですので、②~④の節はすべて、the acuaintance of a manの説明になっています。

 

①(On arriving at Liverpool), I made [the acquaintance of a man (who

On ~ing(現在分詞)の形で、「~するとすぐに」という表現になるのは、#30の文章でも登場しました。

この節が主節です。以下、どのような「知り合い」だったのかという描写が続きます。

 

②had been / (in America) / (some years / (previously)))],

一般的に「アメリカ」という場合には、「アメリカ合衆国」という国のことを指します。そして、英文では、通常、「America」とは書かず、「The United States (of America)」と書きます。「America」と書くときは、「アメリカ大陸」やその地域のことを指す場合に使われます。

agoは、単純過去の時制でのみ使われる言葉です。過去完了の文では、previouslyやbeforeが使われます。

 

主語を補った文は次のようになります。

 a man had been in America some years previously.

 

③and (not having [his hopes] [realized] / (at that time)), had returned (desperate) / (to England),

この文の分詞構文を副詞節に戻し、主節の主語を補うと、次のようになります。

 and as he had not had his hopes realized at that time, he had returned desperate to England.

 

分詞構文の動詞haveは使役動詞なので、「~される」と訳し、部分的に第5文型をとります。at that time = then。

returned desperateのdesperateは、番外編#2でも取り上げた「準補語」と呼ばれるものです。

 

④(taken in a fresh cargo of hopes), / and was (now) making a second attempt / (with (as much) enthusiasm), / (if not more), / (than others in making their first).

分詞構文のtaken in a fresh cargo of hopesを副詞節に戻すと次のようになります。

 as he was taken in a fresh cargo of hopes

分詞構文の主語が省略される場合は、主節と同じであるという明確さがある場合なので、この分詞構文の主語もhe = a manになります。そして、過去分詞が使われているので受動態であること、さらに、時制は主節に準じるので、過去形であることが読み取れます。

 

cargoは、時代背景や場面を考慮すれば、「船の貨物」であることがイメージできます。さらに、cargo of hopesと、hopeが複数形であるので、この場合は、隠喩(metaphor)として、「アメリカに希望を持ち渡米する人たち」という意味だと推測されます。特に、freshとあるので、その新鮮な希望を持った人たちと一緒に、1度目と引けをとらない熱意とともに、2度目の海を渡るという場面がイメージされます。

 

if not moreの副詞句は、丁寧に訳せば「もしそれ以上ではなかったとしても」となり、挿入句になります。moreという比較級があるので、何の「程度」と比較されているのかを推測しながら読みましょう。ここでは、enthusiasmの「程度」です。

 

 

直訳 

リバプールに到着してすぐに、私は、過去に何年かアメリカにいたことがあるある男と知り合いになり、そして、その時は彼の望みが現実化させられてはいなく、英国へ絶望して戻ってきていて、新鮮な希望の積み荷の中に入れられていて、そして今、同じくらい多くの熱意とともに二度目の試みをしていて、もしそれ以上ではなかったとしても、他の人の最初の試みをしたことよりも。

 

意訳 

リバプールに到着してすぐに、私は過去に数年アメリカにいたという男と知り合いになった。その男の希望は、その頃は現実のものとはならずに、失意のまま英国へと戻ってきた。しかし彼は、”新鮮な希望の積み荷”とともに、今、二度目の渡米に臨んでいる。他の人が一度目に抱いていた情熱以上のものであるとは言わないまでも、それと同じくらいの情熱を持って。

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