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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #34

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A well-known publisher told me the other day that he was recently asked to equip a library in a new house in North London, and the instruction he received was to provide books that would fit the shelves which had been fixed.  It was not the contents of the books that mattered, but the size.  This was no doubt an exceptional case, but go into any average provincial town and the last thing you will find is a decent book-shop.  It is not because we cannot afford to buy books.  Many people can afford to buy motor-cars at anything from two hundred pounds who would be aghast at the idea of spending half a guinea occasionally on a book.

構造分析

①[A well-known publisher] told [me] (the other day) [that he was (recently) asked to equip a library (in a new house) / (in North London)], / and [the instruction he received] was [to provide books that would fit the shelves (which had been fixed)].   ②It was not [the contents of the books that mattered], but [the size].  ③This was (no doubt) [an exceptional case], but go / (into any average provincial town) and [the last thing (you will find)] is [a decent book-shop].  ④It is not (because we cannot afford [to buy books]).  ⑤[Many people] can afford [to buy motor-cars (at [anything (from two hundred pounds)])] (who would be aghast (at the idea of [spending half a guinea (occasionally) on a book])).

解説

①[A well-known publisher] told [me] (the other day) [that he was (recently) asked to equip a library (in a new house) / (in North London)], / and [the instruction he received] was [to provide books that would fit the shelves (which had been fixed)].

the other dayは、「この間、先日」という意味の副詞句です。「特定された(the)他の(other)日(day (単数))」と、単語からも読み取れます。  

shelf(単数) → shelves(複数)

fixは、「固定する」「あるべき位置に据え置く」という意味から、「あるべきところに戻す」→「直す、修理する」のような意味に派生したものです。壊れた機械であれば修理され、意見や意志などであればそれが確固たるものになります。

tellは第4文型(SCOO)または第3文型(SVO)を作る動詞なので、それを想定した上で構造分析しましょう。直接目的語がthat節になっています。

andは等位接続詞で重文(Compound Sentence)をつくり、2つ目の文は、第2文型(SVC)です。主語がinstractionなので、指示=動作(S=C)という意味合いで、補語(C)がto不定詞の表現になっています。

②It was not [the contents of the books that mattered], but [the size].

not ~ butの表現なので、but以下の内容が強調される内容(この文の主張)になります。the sizeと対比される名詞は、the contentsです。「コンテンツではなく、サイズが~である」という意味です。したがって、but以下の省略されている部分を書き出せば、次のようになります。

 It was not the contents of the books that mattered, but the size of the books that mattered.

③This was (no doubt) [an exceptional case], but go / (into any average provincial town) and [the last thing (you will find)] is [a decent book-shop].

この文は、butとandと、等位接続詞が2つありますが、butで大きく2つに分けることができます。butの直後がgoと、動詞の原形なので、butが関係代名詞の可能性もありますが、その場合、主語がthisであることと、this wasと、時制が過去であることを考えると、その線は消えます。したがって、これは、「命令文」と考えるのが妥当で、次の等位接続詞andを含めて考えれば、「命令文, and 節」で「~しろ、そうすれば、~だ」というお馴染みの形が見えてきます。

no doubtは、「疑いなく、たしかに、おそらく」という意味で、これも、副詞句になります。probablyと置き換えてもほぼ同じ意味になります。

an exceptional case「例外的な場合」→ 「例外」 

provincial = rural = country = local 

decent「きちんとした、落ち着いている、寛大な」

the last thing you will find is ~は、「あなたが見つけるであろうものを一列に並べたときに、その最後にあるもの」というニュアンスです。これを言い換えると、「必ず見つけることができるであろうもの」になります。英語独特の大げさな言い回しですが、意訳だけを憶えるよりは、直訳も言い換えも含め、この言い回し自体の意味をLitarally(文字通り)に理解するようにしましょう。

④It is not (because we cannot afford [to buy books]).

afford to doの形で「~する余裕がある」という表現がよく使われます。会話などでも、It’s so expensive!  I can’t afford to get this one right now… などの表現は、よく耳にするかもしれません。

it の内容は、②の内容で、なぜ、contentsではなく、sizeが問題とされるのか、ということについてです。

⑤[Many people] can afford [to buy motor-cars (at [anything (from two hundred pounds)])] (who would be aghast (at the idea of [spending half a guinea (occasionally) on a book])).

関係代名詞whoの先行詞になることができるものは、many peopleのみです。関係代名詞節を主語に含めると、主語が長くなりすぎるので、分けられたものです。

guinea:「ギニー(ギニア産の昔の英国の金貨)」 

affordという言葉が出てきたら、意識は、toを探します。spendが出てきたら、onを探します。このように、ある単語と頻繁にセットとして登場する前置詞や副詞またはその他の言い回しなどを、「コロケーション (collocation)」と言います。組合せを直訳して意味が通じるのは、厳密には「熟語(idiom)」とはよばず、元の意味からかなり遠くまで意味が派生して、意訳から元の意味が推測できないものを「熟語」と呼びます。

多くの市販の参考書は、この定義が曖昧で、どちらもごちゃ混ぜで掲載されているものがほとんどなので、「言葉を読んでいく」というよりは「熟語を見つける」ほうに意識が行きがちになっている場合も多くあります。最低限の熟語は知っておいたほうが便利ではありますが、知らない表現でも、言葉の並びから適切に意味を推測する力を養っていく力は、英語にかぎらず、学習において、非常に重要になってきます。なるべく、「直訳」→「意訳」の流れを意識して、考える力を養っていきましょう。

 

 

直訳

よく知られた出版社が私に先日、彼が最近、ロンドンの新しい家の中の書斎を備え付けることを頼まれたことを話した。そして、彼が受けた指示は、設置された棚に似合うであろう本を提供するということであった。それは、本の内容が問題とされるということではなく、(本の)大きさ(サイズ)が問題とされた。これは疑いようもなく例外であったが、いかなる平均的な地方の町の中に行けば、あなたが見つけるであろう最後のものは、落ち着いた本屋である。それは私たちが本を買う余裕がなかったというわけではなかった。多くの人々は二百ポンドからのどんな値段でも車を買う余裕があっても、しばしば本に1ギニーの半分を費やすような考えにも驚いてしまうだろう。

 

意訳 

名のある出版社が先日私に、彼がこの間、北ロンドンの新しい家の書斎を作って欲しいと頼まれた話しをした。そして、彼が指示されたことは、もう備え付けられている棚に合うサイズの本を提供してほしいということだった。本の内容ではなくて、その大きさについて、ということである。これは疑いようもなく例外的な場合であるが、どのような平均的な田舎に行っても、必ずと言っていいほどその街に似合う本屋がある。多くの人々は、二百ポンド払ってでも自動車を買おうとするが、本に至っては、時折1ギニーの半分程度でさえ、それを買おうとは思いもしないだろう。

 

 

この文章は、ある1つのエピソード(episode)です。ただこれを読んでいただけでは、主旨をつかむことは難しいかもしれません。実際に、多くの受験問題や長文問題などは、その文章の前後がカットされていて、問題文にかかれている文章から内容を読み取るしか方法はありませんが、文章の主旨をつかむ練習も、普段からしておくべき学習です。

この文は、おそらく、「本の価値」の話しだと推測できます。実際に支払われる金額や、書斎のヴィジュアルを整えるためだけに利用される「本」と、どんな街にいっても少なくとも一軒はあるであろう人の生活や活動とは切り離せない「本」の価値の話しだと推測できそうです。推測が必ず正しいとは限りませんが、文字から読み取れる情報は、「抽象化」することによって、文脈にまで広がっていきます。

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