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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #3

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In order to master the English language thoroughly and, consequently, to be able to really appreciate English literature, it is necessary to have a clear understanding of the Englishman’s character. It is hardly sufficient to know his manner of life without seeking to find out why he thinks and acts in the way he does.

構造分析

①(In order to master [the English language] (thoroughly), and (consequently), (to be able to (really) appreciate [English literature]), it is necessary [to have a clear understanding of the Englishman’s character]. ②It is (hardly) sufficient [to know his manner of life] / (without seeking to find out [why he thinks and acts in the way he does]).

解説

①(In order to master [the English language] (thoroughly), and (consequently), (to be able to (really) appreciate [English literature]), it is necessary [to have a clear understanding of the Englishman’s character].

#2の解説では、等位接続詞と重文の解説をしました。等位接続詞は、この他に、同じレベルの語句を並列させるという役割を持ちます。名詞と名詞、形容詞と形容詞、副詞と副詞、句と句、節と節(重文)など、2つの要素から、複数の要素を並列させることができます。

①の文は、In order に続くto不定詞 to masterと to beが、接続詞andによって並列されています。consequently は挿入句的に置かれているものなので、カンマが多く読みづらければ、余計な副詞は( )を付けて取り除いて考えてみましょう。consequently を取り除けば、この副詞句は、次のようになります。

⇛ In order to master the English language (thoroughly) and to be able to (really) appreciate English literature

さらに、この部分の副詞を排除すると、

⇛ In order to master the English language and to be able to appreciate English literature

となり、さらに、構造が見やすくなることがわかります。

文の構造は、In order to ~ literature までが副詞句、it is necessary ~ が主節になります。主節はIt構文と呼ばれる強調構文で、第2文型です。

主節を強調構文ではなく、元の文に書き換えると、次のようになります。

⇛ To have a clear understanding of the Englishman’s character is necessary.

強調構文は、元々、主語が長すぎることと、メインの動詞(述語動詞)の後ろが短すぎる場合に、主語を読み終わるまで文の内容が掴みづらいというデメリットを克服するための表現です。itを形式主語とすることで、it is necessary と文の要点を先に言ってしまい、その内容を後から細かく説明していくものです。英語は、”言いたいことを先に言う” 性質を持っているので、通常は、すぐに結論がわかりやすい表現に置き換える習慣があります。

thoroughlyという単語は、形容詞thoroughの副詞形ですが、thoughやthroughとスペルが似ているため、誤読しやすく覚えづらい単語です。これが使われている単語には、”thoroughbred” という単語があり、日本語では「サラブレッド」、thorough(徹底的に)bred(育てられた(breedの過去分詞))という言葉でもおなじみのものです。

appreciate という単語は、本来、「正当に評価する」という意味の言葉です。英語で「ありがとう」といいたい場面では、”Thank you” もしくは、”I appreciate it” という場合があり、後者は、「私は、その出来事や、あなたのしてくれたことを、正当に評価します」→「感謝しています」という意味になります。appreciate には、「感謝する」や「(芸術など)を鑑賞する」といった意味や用法がある、というのは、厳密には正しくなく、「正当に評価する」という元々の意味が、その言葉が使われる場面によって変わってくるという感覚が重要になります。

このように、英単語や英文法などは、「用法」とすれば覚えやすいものもありますが、「用法」だけを覚えれば、重要な「意味」や文化的な「理解」を見過ごす可能性があるので、注意が必要です。

 

②It is (hardly) sufficient [to know his manner of life] / (without seeking to find out [why he thinks and acts in the way he does]).

“hardly” は否定語とみなされる副詞で、「ほとんど~ない」と日本語に訳します。「~というには、ちょっとツラいよね…」といったニュアンスで、ある状況の成立が困難であるような意味として用いられます。
最後の”the way he does” の部分は関係副詞 = “how he does” なので、”he does” は第1文型であり、自動詞としての “do” の訳に注意しましょう。

 

“sufficient” ⇔ “necessary”

sufficient condition(必要条件) ⇔ necessary condition(十分条件)

数学の「論理と集合」に出てくる表現です。

 

②の文も①と同様に、強調構文で書かれています。元の文は次のようになります。

⇛ To know his manner of life without seeking to find out why he thinks and acts in the way he does is hardly sufficient.

 

直訳

徹底的に英国の言語を習得し、そして結果的に、本当に英文学を深く理解することができるようになるためには、英国人の性格についての明確な理解が必要である。なぜ彼が彼がなすような方法で考え行動するのかを理解するために探し求めることなしに、彼の生活の行為を知ることは、ほとんど十分ではない。

 

意訳

徹底的に英国の言語に熟達し、その結果、本当に英文学を深く理解することができるようになるためには、英国人の性格についての明確な理解が必要である。なぜ彼らがそのような方法で考え行動するのかを理解するために考察することもせずに彼らの生活様式を知ることは、ほとんど十分ではない。

 

 

表現が堅めの文章であれば、ほとんど直訳のままで十分に意味が通じる訳になるので、無理に意訳したり、オリジナルな表現に変える必要はありません。特に英語の試験の下線部を和訳する問題などでは、、構文以外の訳であれば、ほぼ直訳で対応できるものも多くありますし、模範解答も、そのような訳になっているでしょう。

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