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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #4

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Democracy is, historically speaking, something very recent. It is first of all the belief that individual human beings are what matter most ― more than the state, or the total of national wealth, or anything else whatever. Then it is the belief in equality, not in the sense that everybody is alike or equally gifted, which is obviously untrue, but in the sense that everyone should have certain basic opportunities.

構造分析

①[Democracy] is, (historically speaking), [something (very recent)]. ②It is (first of all) [the belief (that individual human beings are what matter most)] ― (more than the state, or the total of national wealth, or anything else whatever). ③(Then) it is [the belief (in equality), (not in the sense (that everybody is alike or equally gifted), (which is obviously untrue), / (but) / (in the sense (that everyone should have certain basic opportunities)]).

解説

①[Democracy] is, (historically speaking), [something (very recent)].

挿入句を取り除いで文の骨格だけを見ると、次のようになります。

Democracy is something very recent.

historically speakingは挿入句であり、独立分詞構文です。very recentは形容詞句で、somethingを後置修飾しています。

 

②It is (first of all) [the belief (that individual human beings are what matter most)] ― (more than the state, or the total of national wealth, or anything else whatever).

この文は、itとthatがあるので、見た目だけでは強調構文に見えるかもしれませんが、このitは、形式主語ではなく代名詞で、前の文のdemocracyを指しています。そして、thatは、同格のthatで、the beliefの内容を説明しています。

つまり、ここでは、

democracy

= something very recent

= the belief

= individual human beings are what matter most.

という関係性が見えてきます。

「同格のthat」の見分け方は、次の2つです。

  1. thatの直前のフレーズが名詞(句)
  2. that節が完全文(complete sentence)である

完全文(complete sentence)と不完全文(incomplete sentence)の違いは、「その文の文型が完全であるかどうか」です。主語や目的語が関係代名詞に置き換わっている場合は、文型の要素が不完全なので、不完全文とみなされます。関係代名詞のthatの場合は、関係代名詞節は、不完全文となります。一方で、同格のthatや関係副詞は、that節、関係副詞節ともに、完全文になっています。

※ 関係副詞とは、副詞句の前置詞の目的語が先行詞になっている場合に使われる文法です。副詞(句・節)は、文型を構成する要素(S, V, O, C)のいずれにもなることはできません。主節を構成する要素はそのままなので、関係副詞節は完全文になります。複雑な英文を解釈するには、文型と、副詞、構造分析の理解は非常に重要になってきます。

英文中のダッシュ(―)記号の意味は、場合によって様々ですが、主に、強調された付随情報や心理描写を付け加えるときに使われます。この場合は、「個人が尊重されるという信念」が、他のどのような信念よりも尊重されているのかが列挙されています。他の情報を例として挙げることで、より、「個人が尊重される」という重要性が際立ってきます。

 

③(Then) it is [the belief (in equality), (not in the sense (that everybody is alike or equally gifted), (which is obviously untrue), / (but) / (in the sense (that everyone should have certain basic opportunities)]).

Thenは、接続詞ではなく、副詞です。間投詞的に使われることがあり、文脈の流れを作る言葉です。

この文は、カンマが多く意味が掴みづらいかもしれません。not 〜 but 〜の形が見えればどの箇所が強調されているかがわかるでしょう。

that節のthatはすべて「同格のthat」です。which is obviously untrueは、直前のthat節のみにかかっています。

inという前置詞は、具体的な場所を表す名詞だけではなく、抽象的な概念が適用される範囲という意味で使われることもあります。同様に、関係副詞のwhereなども、それに続く関係副詞節で、具体的な場所の説明をするだけではなく、抽象的な概念が適用される範囲の説明をすることがあります。

③の文の内容を踏まえると、先ほどの言い換えに、さらに2つが加わります。

democracy

= something very recent

= the belief

= individual human beings are what matter most.

= the belief in equality

= the belief in the sense that everyone should have certain basic opportunities.

これが、筆者の主張する”democracy”の定義になります。

 

直訳

民主主義は、歴史的に言えば、何かとても最近のものである。それは、まずはじめに、個々の人間が最も問題であるということだ。それは、国家や国の財産の合計や、その他のどのようなものでも、それ以上のものである。そして、それは平等という信念であり、みんなが同様で才能があるという感覚(意味・観念)ではなく、みんながある種の基本的な機会を持つべきだという感覚(意味・観念)における信念である。

 

意訳

民主主義とは、歴史的に言えば、とても最近のことで、それはまずはじめに、個々の人間が最も大切なものであるということだ。それはつまり、国家よりも、国の財産の総計よりも、、その他のどのようなものよりも、大切なものであるということだ。そして、それは平等という信念である。それは、みんなが均質であり才能があるということではなく、みんながある種の基本的な機会を持つべきだという信念である。

 

英文のpunctuationと、日本文の句読点やカンマなどの役割は、異なります。英文では一つの文で書かれてあるものでも、日本文では二つの文で書く場合もありますし、必ずしも、対応させるべきものではありません。もし、③のような長い英文があった場合は、意訳に書いたように、分かりやすい箇所で一端区切って、適当な接続詞を使って文を繋げてみてください。

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