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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #50

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As of all other good things, one can have too much even of reading.  Indulged in to excess, reading becomes a vice ― a vice all the more dangerous for not being generally recognized as such.  Yet excessive reading is the only form of self-indulgence which fails to get the blame it deserves.  The fact is surprising; for it is obvious to anyone who candidly observes himself and other people that excessive reading can devour a man’s time, dissipate his energies, vitiate his thinking and distract his attention from reality.

構造分析

①(As of all other good things), [one] can have [too much (even) of reading].  ②(Indulged / (in to excess)), [reading] becomes [a vice] (― [a vice ((all the more) dangerous / (for (not) being (generally) recognized / (as such)))]).  ③(Yet [excessive reading] is [the only form of self-indulgence (which fails / (to get the blame(it deserves)))]).  ④[The fact] is [surprising]; (for it is [obvious] / (to anyone who (candidly) observes [himself and other people] [that [excessive reading] can devour [a man’s time], dissipate [his energies], vitiate [his thinking] and distract [his attention] / (from reality))]).

解説

①(As of all other good things), [one] can have [too much (even) of reading].

as of は「~についてと同様に」と、asの「同格」の意味があります。主節に、too much even of readingとあるように、このof readingと同様であるので、次のように副詞節として書き換えることができます。

 (As one can have too much of all other good things), one can have too much even of reading.

②(Indulged / (in to excess)), [reading] becomes [a vice] (― [a vice ((all the more) dangerous / (for (not) being (generally) recognized / (as such)))]).

Indulged in to excessは、「分詞構文」です。indulgedの前にbeingが省略されていることに注意しましょう。接続詞、主語、受動態、時制を加えて元の文に直すと次のようになります。

 When reading is indulged in to excess, it becomes a vice.

ダッシュ(―)の後ろは、名詞句です。a viceを形容詞や副詞句が後置修飾しているので、節ではありません。

vice「悪徳」 ↔ virtue「美徳」

viceには「悪」という意味の他に、同綴(てつ)異義語(homograph)がいくつかあります。

接頭辞のvice: vice-president「副大統領」

名詞のvice: 万力

前置詞のvice: ~の代わりに

vice versa: 逆もまた同様に

all the more: 「かえって、よりいっそう」

to excessは、不定詞の名詞的用法です。前置詞の後ろは、「名詞」しか置かれません。同様に、forの後ろも、beingと動名詞になっています。

suchは、a viceを指しています。

③(Yet [excessive reading] is [[the only form of self-indulgence] (which fails / (to get the blame (it deserves)))]).

yetは等位接続詞なので、前の文とこの文が逆接で接続されています。

it deservesは、関係代名詞節です。関係代名詞whichが省略されています。deserveは他動詞と自動詞の両方の意味がありますが、自動詞の場合には、副詞を伴うことがほとんどであり、接続詞もないので、他動詞であると判断できます。

④[The fact] is [surprising]; for it is [obvious] (to anyone (who (candidly) observes [himself and other people]) / [that [excessive reading] can devour [a man’s time], / dissipate [his energies], / vitiate [his thinking] / and distract [his attention] / (from reality)].

セミコロンを見逃さないように気をつけましょう。forも等位接続詞です。セミコロンと組み合わせて、「理由」を説明しています。前置詞のforを「~のために」と訳すことからも、どのような理由で、surprisingなのかということを説明しているものです。

itは形式主語の強調構文です。他動詞devour, dissipate, vitiate, distractが並列されています。

  

この文章には、重要な単語が多く含まれています。次に挙げる単語は、すべて意味を瞬時にイメージできるようにしておきましょう。 

 indulge, excess, vice, dangerous, excessive, self-indulgence, fail to, blame, deserve, obvious, candidly, observe, devour, dissipate, energy, vitiate, distract one’s attention

直訳 

すべての他の良いものと同様に、人はあまりに多く本を読みさえする。過剰なところまで没頭すれば、読書は悪になる。このようなものとして、一般的には認識されていないという、より一層危険な悪。しかし、過剰な読書は、当然受けるべき非難を得ることを失敗する、ただひとつの自己陶酔の形式だ。その事実はおどろくべきものだ。過剰な読書が人の時間をむさぼることができたり、彼の活力を消費させ、彼の思考を損なわせ、現実から彼の注意をそらすことができるということを、彼自身や他の人々を心から観察するような誰に対しても明らかであるからだ。

意訳 

他のすべてのものと同じように、人は、読書さえ過剰に行ってしまう。そこまで没頭すれば、読書も悪になる。一般的にはこのようなものとして認識されていなかったため、より一層危険な悪なのである。しかし、過剰な読書は、それにあって然るべき非難を受けることがないただひとつの自己陶酔の形式である。事実は驚くべきものである。というのは、彼自身や他の人々を心から観察するような誰に対しても明らかであるが、過剰な読書は、人の時間を浪費させ、活力を失わせ、思考を損なわせ、現実から目をそむけさせるのだ。

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コメント

  1. ピコ より:

    最近英文標準問題精講を買ってこのサイトに寄ってみた者です。
    文法を詳しく説明されておりとても有益なサイトだと感じております。
    続編も是非お願い致します。

    1. reverie より:

      ピコさま

      コメントとお褒めの言葉、ありがとうございます!

      今のところ、続編の解説を書いていく予定はありませんが、皆さまのご要望があれば、検討したいと思います。

      『英文標準問題精講』を進めていく上で不明な点やご質問などがございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
      また、英文解釈を初め、学習全般の個別指導も行っておりますので、ぜひご利用下さい!

  2. カッパ侍 より:

    いつも勉強に役立てています。
    とてもわかりやすいので、ぜひ続編も出していただきたいです!!

    1. reverie より:

      カッパ侍さま

      いつもご利用していただき、ありがとうございます!

      何人かの方々から続編についてのご要望があったので、現在、残りの例題と練習問題の解説を執筆しています。
      どのような形で公開するかはまだ検討中ですが、近いうちにお知らせできると思いますので、引き続き、宜しくお願いいたします。

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