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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #6

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To think of the future in relation to the present is essential to civilization. The commonest workman in a civilized country does this. Instead of spending all the money he earns as fast as he earns it, he will, if an intelligent man, save a large part of it as a provision against future want.

構造分析

①[To think of the future / (in relation to the present)] is essential / (to civilization). ②[The commonest workman in a civilized country] does [this]. ③(Instead of [spending all the money he earns as fast / (as he earns it)]), he will, (if an intelligent man), save a large part of it / (as a provision against future want).

解説

①[To think of the future / (in relation to the present)] is essential / (to civilization).

この文は、to不定詞の名詞句が主語となる第2文型です。

一般的に「to不定詞の名詞的用法」と「動名詞」は、どちらも「~すること」という日本語訳が与えられるので、書き換え可能で同じ表現であるかのように教わることが多いですが、これは間違いです。

「動名詞」は過去と現在のこと、「to不定詞」は未来のことを示すという解釈も、参考書や塾などで教わることが多いと思います。

それに加え、「動名詞」と「to不定詞」には、次のようなニュアンスがあります。

動名詞: 物事自体を表す、または、動作を名詞化したもの。
to不定詞: 動作自体を表す表現。

例えば、よく取り上げられる例文で次のようなものがあります。

  1. I remember sending the letter.
  2. I remember to send the letter.

1の文も2の文も、構造分析をすると、次のようになります。

I remember [sending the letter]. 第3文型

I remember [to send the letter]. 第3文型

[sending the letter]も、[to send the letter]も、rememberという他動詞の目的語(O)になり、第3文型になります。

このとき、sending the letterは物事を表すので、「手紙を送ったということ」(出来事)という意味になります。それを、rememberしているかどうか、というのがこの文の意味になります。これを踏まえれば、rememberの訳は自然と、「(その出来事・事実)を思い出す」とういう意味が適切であるとわかります。

一方で、to send the letterは、動作自体を表すので、「手紙を送るという動作(行為)」をrememberしているかどうか、という意味になるので、rememberの訳は、その行為を「覚えている」という意味になります。「~することを覚えている」→「忘れずに~する」と、意味が転じて意訳になります。

つまり、後ろに「動名詞」がくるか「to不定詞」がくるかで訳が変わってくるというよりは、そもそもrememberする対象が違うものであるという認識は、これに似た文法問題を解く際にも、非常に重要になってきます。その都度意味が変わる訳をいちいち憶えるのではなく、誤解しないように正しい訳を考えられるようになることが英語の実力の底上げになります。ネイティブは、これを無意識に、感覚的に、そして自然に使い分けているのです。

さて、本題に戻ると、①の文では、主語が、[To think of the future in relation to the present] なので、無理やり直訳すれば、「現在との関連性において、未来を考えるという行為は、」という訳が適切なニュアンスの日本語訳になります。

②[The commonest workman in a civilized country] does [this].

この文も、doesが他動詞の第3文型です。thisは、具体的な直近のことを指す指示語です。「何をするのか(~ do this)」を考えた場合に、動作の対象となるものは、この文の前には、①の文の主語、[to think of the future in relation to the present]という動作以外にはありません。この点においても、to不定詞が動作自体を表す表現であるという認識は、重要であることがわかるとおもいます。

 

③(Instead of [spending all the money he earns as fast / (as he earns it)]), he will, (if an intelligent man), save a large part of it / (as a provision against future want).

“Instead of 〜” は、of は前置詞なので、〜の部分には名詞句が入り、このまとまりは、「副詞句」になります。

比較級の文法で学習したas ~ asという表現は「原級」と呼ばれ、この構造分析には注意が必要です。この2つのasは、それぞれ品詞が異なります。1つ目のasが「副詞」で、2つめのasは「接続詞」です。

「原級」の構造分析について詳しくは、また別の機会に解説したいと思います。

if (he is) an intelligent man は挿入句で、仮定法現在です。
wantは、ここでは名詞です。againstなどの「前置詞」の目的語には、「名詞(句・節)」しかこれません。動詞と名詞が同じ形である単語も少なくないので、しっかりと構造分析して臨機応変に対処できるようになりましょう。

 

直訳

現在に関わる未来を考えることは、文明にとって、必須である。文明化された国の中の最も一般的な(普通の)労働者はこれをする。彼がお金を稼ぐのと同じくらい速く彼が稼いだ全てのお金を使う代わりに、彼は、もし知性のある人ならば、将来の必要に対する用意として、その大部分を節約するだろう。

 

意訳

現在に関わる未来を考えることは、文明にとって必要不可欠なものである。文明国の最も一般的な労働者でさえ、将来のことを考える。彼がもし賢明な人であるならば、稼いだら稼いだ分だけそのお金を使う代わりに、将来の必要に備えて、その大部分を貯金するだろう。

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