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『英文標準問題精講』を極めよう! 初期10日間 解説 #9

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Our species is the only creative species, and it has only one creative instrument, the individual mind and spirit of a man. Nothing was ever created by two men. There are no good collaborations, whether in music, in art, in poetry, in mathematics, in philosophy. Once the miracle of creation has taken place, the group can build and extend it, but the group never invents anything. The preciousness lies in the lonely mind of a man.

構造分析

①[Our species] is [the only creative species], / and it has [only one creative instrument], ([the individual mind] and [spirit of a man]). ②[Nothing] was (ever) [created] / (by two men). ③There are [no good collaborations], (whether (in music), (in art), (in poetry), (in mathematics), (in philosophy). ④(Once the miracle of creation has taken place), the group can build and extend it, / but the group never invents anything. ⑤The preciousness lies / (in the lonely mind of a man).

解説

①[Our species] is [the only creative species], / and it has [only one creative instrument], ([the individual mind] and [spirit of a man]).

この文には、2つの等位接続詞andがあります。1つ目は、複文を作る、主節と主節を並列するための等位接続詞です。

2つ目は、3つの名詞句である[only one creative instrument], [the individual mind], [spirit of a man]を並列していて、いずれも動詞haveの目的語(O)になっています。

複数のものを並列させるときには、一般的に次のように書かれます。
A, B, C, and D
並列されているものが短かったり、複雑でないものの場合は、カンマが省略される場合があります。

 

②[Nothing] was (ever) [created] / (by two men).

この文は、否定語nothing「何も~ない」が主語になっているので、否定文になります。

否定語(no, notなど)の後ろに、any(anything)を置くことはできますが、その逆はできません。

× Anything was never created by two men.

◯ Things were never created by two men.

◯ Nothing was ever created by two men.

その理由は、英語では”言いたいことを先にいう”という原則があるからです。はじめに、NothingというのかAnthingというのかでは、それを受け取る側のイメージが大きく異なります。Anythingと言われれば、あらゆる可能性を考えなければならず、話の対象が定まらないためです。また、no = not anyという言い換えも覚えておくと良いかもしれません。

また、学校などでは、someは肯定文、anyは否定文・疑問文で使われると教わることがよくありますが、これは正しくはありません。肯定文でもanyを使う場合もあるし、否定文や疑問文でもsomeを使う場合もあります。

 

③There are [no good collaborations], (whether (in music), (in art), (in poetry), (in mathematics), (in philosophy).

There is/are ~構文と呼ばれるものは、第2文型のように見えますが、これは第1文型になります。

thereは名詞ではなく副詞なので、主語になることはできません。副詞が文頭にきて、その次にbe動詞が置かれているので、これは、倒置が起こっていると考えるのが妥当です。つまり、元の文は、次のようになります。

⇛ No good collaborations are there.

⇛ [No good collaborations] are / (there).

「主語[ ] が、(そこに、)存在する」という第1文型の意味になります。英語では、主語が極端に長い場合には、主語を言い終えるまでに話の内容がつかめないので、そのような表現は避けられる傾向にあります。散々長い主語を言い終えたあとに、~ is there. / ~ are there. と、毎回言っていたのでは、歯切れが悪くなってしまいます。最初に、There is/are … と言い切ってしまえば、その瞬間に話者の間で、「~がある/ない」の話をしているのだという共通認識を持つことができるようになり、これが慣用表現になりました。

④(Once the miracle of creation has taken place), the group can build and extend it, / but the group never invents anything.

Onceは、副詞節を作る接続詞です。butは等位接続詞なので、この文は、重文(compound sentence)と複文(complex sentence)が組み合わさったものです。カンマが多い複雑な文の場合は、まず、副詞節を( )で取り除き、主節を探しましょう。

 

⑤The preciousness lies / (in the lonely mind of a man).

この場合、lie は、水面下に浸透しているようなイメージなので、前置詞にはその範囲を表す in を用いています。床の上に寝ているのであれば、lie on the floorのように、onを用います。日本語には無い前置詞の感覚的なイメージは、動詞が示す動作と結びつけて考えてみると、しっくりきます。単に”熟語”として覚えてもいいですが、覚えていないものに対処することはできなくなってしまいます。熟語は、「なぜその動詞と前置詞の組み合わせで、その意味になるのか」を考える習慣をつけてみましょう。

 

直訳

私たちの種は、たったひとつの創造的な種である。そしてそれは、たった一つの創造的な器具であり、個別の意思であり、人の精神である。何も今まで二人の人間によって創りだされたものはない。 音楽の分野でも、芸術、詩、数学、哲学の分野であっても、良い合作はない。いったん、創造性の奇跡が起これば、その集団はそれを建設し、拡大することができる。しかし、その集団は決してどんなものも発明しない。その貴重さは、人間の孤独な精神の中に横たわっている。

 

意訳

我々の種は、ただひとつの創造的な種であり、ただひとつの創造的な器官であり、個々に意思や精神を持っている。今まで二人の人間によってもたらされたものはなく、音楽、芸術、詩、数学、哲学などのいかなる分野においても、素晴らしい合作などはない。いったん閃きがおこれば、その集団はそれを作り上げ、拡張していくことができるが、彼らは何も、”生みだし”たことにはならない。その性質は、人間の孤独な精神の中にだけ存在するのだ。

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