スポンサードリンク


学習

『成果が出る学習・出ない学習』 第5回 「自分の苦手な所を改善することこそが学ぶことである」

『成果が出る学習・出ない学習』 第5回のテーマは、「自分の苦手な所を改善することこそが学ぶことである」です。

自分の苦手な部分は、誰も向き合いたくはありません。その上、長所を伸ばす教育や学習が重要であるという意見も多くあります。自分の得意分野を極めていき、そこから枝葉を広げていくのも、将来のキャリアを見据えた一つのプランになるでしょう。

「成果」が、単に試験の結果や点数・スコアのことではないという前提で、学習の質を改善する唯一の方法は、結局のところ、自分の苦手な部分と向き合うことです。

続きを読む

『成果が出る学習・出ない学習』 第4回 「一を聞いて十を知る」ことを可能にする思考力

『成果が出る学習・出ない学習』 第4回のテーマは、「「一を聞いて十を知る」ことを可能にする思考力」です。

学習に費やせる時間は限られています。その中で、しっかりと成果を出せる人と出せない人がいるのも事実です。この両者の違いを一言で言えば、「ものの見方の違い」になります。

同じ知識を得ても、その知識に対する受け取る側のアプローチによって、その解釈は大きく異なります。学校や講義型のインプット形式では、学習する側はどうしても受け身になってしまいます。そして、大抵の場合は、試験など一時的な結果が目的となるので、指示された通りに学習を進めていく方が効率よく感じてしまいます。しかし、それで成果の違いが出るということは、何かを変える必要があります。

続きを読む

『成果が出る学習・出ない学習』 第3回 パターンに当てはめるのではなく、共通のパターンを見つける

『成果が出る学習・出ない学習』 第3回のテーマは、「パターンに当てはめるのではなく、共通のパターンを見つける」です。

要領が良い人は、物事をパターン化して考える傾向にあります。「習うより、慣れよ。」と諺にもあるように、慣れや習慣の力は偉大です。人が咄嗟にとる行動や、無意識にとる行動は、ほとんどがこの習慣化された行動によるものです。そしてパターン化は、ある一定のアウトプットをする場合には非常に効果的です。スポーツや、創作活動などは、パターン化や模倣によって上達していくのが王道です。

しかし、学習の成果は、数あるパターンや方法論を憶えることでは得ることができないものもあります。パターンを憶えることは、アウトプットする際に簡単に達成感を得ることができますが、たとえある一つのパターンを憶えたところで、その一つのパターンが利用できる状況が確実に訪れるとは限りません。

続きを読む

『成果が出る学習・出ない学習』 第2回 「質と量」ではなく、「質と回数とイメージ」

『成果が出る学習・出ない学習』 第2回のテーマは、「「質と量」ではなく、「質と回数とイメージ」」です。

学習に取り組んでいる際にに突き当たる悩みの一つに、「何度やっても覚えられない」「あんなに勉強したのに、結果がでなかった」というものがあります。

学校の勉強や試験勉強などは、限られた範囲の知識をテストするだけなので、勉強時間がそのままテストの短期的な成果に反映されることはよくあります。一方で、同じ成果を短時間で獲得できる人もいます。また、それ以外の学習やスキルの習得・上達については、単に練習時間や学習時間がそのまま成果に反映するとは限りません。つまり、量だけでは解決しない学習があるということになります。

続きを読む

『成果が出る学習・出ない学習』 第1回 「インプットとアウトプットのバランスを調節する」

『成果が出る学習・出ない学習』 第1回のテーマは、「インプットとアウトプットのバランスを調節する」です。

学習は、学ぶことそれ自体が目的ではありません。学習した成果として、テストがあり、その知識を他の場面で使ったり、学習を通して学んだ知識以外の考え方などを他の活動に応用したりと、様々なアウトプットがあります。

続きを読む

『成果が出る学習・出ない学習』(全5回)

『成果が出る学習・出ない学習』(全5回)

学び方を学べ』の記事では、全10回にわたり、学校では教えてくれない基本的な「学び方」について書いていきました。

学生から社会人まで一生続いていく学習ですが、より効果的な「学び方」を学んだところで、それが「成果」につながらないのであれば、学習に意味や価値を見い出すことができないかもしれません。

ここで言う「成果」とは、単に試験の結果や点数・スコアのことではありません。学んだことが自分の知識やスキルとして身につけ、それを使いこなせることができるということです。しっかりとした学習の「成果」が得られれば、数字の結果は自然に後からついてきますし、実力があれば、後から数字をとるハードルは低くなるでしょう。

学校で英語を6年間勉強しても、多くの日本人は英会話ができるわけではありません。資格をゲットしても、仕事が上手く行くとは限りません。

 

では、学習を成果に結びつけるためには、何が必要なのでしょうか。

 

いまだに多くの人は、「記憶力」に関する頭の良さを求める傾向にありますが、どんなに頑張った所で人は忘れることができます。これは、努力が足りないのではなく、脳の作りがそうなっているからなのです。

これを前提として、どのようにすれば記憶力をコントロールし忘れない知識や実力を身につけるか、どのようにすれば知らないことに対しても考えることができるようになるのか、という学習を成果に変えるために必要なことを、全5回にわたりお伝えしていきます。

 

第1回 インプットとアウトプットのバランスを調節する

第2回 「質と量」ではなく、「質と回数とイメージ」

第3回 パターンに当てはめるのではなく、共通のパターンを見つける

第4回 「一を聞いて十を知る」ことが可能にする思考力

第5回 自分の苦手な所を改善することこそが学ぶことである

『学び方を学べ』 第10回 「学び」は一生続く

第10回 「学び」は一生続く

 

これまで、全10回にわたり、『学び方を学ぶ』について、解説してきました。

 

第1回 思考を抽象化する

第2回 目的意識をもつ

第3回  「なぜ?」と問い続ける

第4回 学校の勉強に意味はあるのか

第5回  ノートはとる必要はそもそもない

第6回  言葉を自分のものにする

第7回  経験はあてにならない

第8回  思い込み、先入観、固定観念をなくす

第9回 結果から学び、結果にこだわらない

第10回 「学び」は一生続く

 

学び方を変えるためには、学ぶ主体である本人が、学ぶときだけではなく、日常の生活から意識を変えていくことが必須となります。目や耳から入ってくる情報の受け取り方、それをどのように考え判断するか、それを行動にアウトプットする、という一連の流れの何かを変えなければ、学習の質は向上しません。たとえ優秀な講師や指導者に出会ったところで、学ぶ側にその目的も意志もなければ、努力も無駄になります。

続きを読む

『学び方を学べ』 第9回 結果にこだわらない

『学び方を学べ』 第9回のテーマは、結果にこだわらない、です。

学習において、「結果」は目に見えて解りやすい指標ですが、それだけが全てではありません。英語系の検定試験(英検・TOEIC・TOEFLなど)では、合格の公式認定証が再発行できる期限が2年以内とされています。おそらくほとんどの人は、2年以上も前に読んだ本の内容を、詳細に正確に伝えることはできないでしょう。しかし、本の内容を詳細に正確に記憶しておくことが、本を読む目的でしょうか。本を通して感じたことや学んだこと、感動した体験などは、2年後でも鮮明に思い出せることもあると思います。

就活で、大学や企業に提出するエントリーシートに、検定試験のスコアを記述するという明確な目的があれば別ですが、2年後もそのスコアを取れる保証はありません。しかし、英語の本質を理解していたり、学び方を知っている場合はどうでしょう。2年後、またスコアが必要になったときに、ある程度復習すれば、記憶もよみがえり、2年分の経験もプラスされ、より良いスコアを得られるかもしれません。

受験も同じです。現状では、たとえ良い大学に進学したとしても、必ずいい企業に就職できるとは限りません。多くの学生は、就活でまた他の学生と同じスタートラインに立つことになるシステムを通過しなければならないからです。ここで現実的に問われる差は、試験の結果ではありません。世界でも有数の難しい大学入試を乗り越えて入学した大学で、何をしたか、何を学んだか、どう成長したか、という部分が問われます。

続きを読む

『学び方を学べ』 第8回 思い込み、先入観、固定観念をなくす

『学び方を学べ』 第8回のテーマは、思い込み、先入観、固定観念をなくす、です。

多くの方が抱えている学習に関する問題のほとんどは、「思い込み」「固定観念」「先入観」を無くすことで解決します。

心理学の用語に「認知バイアス」というものがあります。人が物事の情報を受け取り、考え、判断する過程の中で、情報が正しく伝わらず、偏った思考や判断をしてしまう作用のことで、論理的思考が必要な状況では、この「認知バイアス」が正しい判断を阻害してしまいます。認知バイアスには、 大きくは、統計的な誤り、記憶の誤り、判断の誤りなどがあります。ステレオタイプ(固定観念)や先入観などもその例です。

認知バイアスが生じる原因には様々なものがあるので、ここでは詳しく触れませんが、論理的に物事を考えようとすれば、この認知バイアスに惑わされずに、正確に物事を捉え、理解し、考えることが必要になってきます。先入観を排除することだけでも簡単なことではありません。

例えば、試験問題を解いている最中の脳内では、よく次のような状態が起こっています。

続きを読む

『学び方を学べ』 第7回 経験はあてにならない

『学び方を学べ』 第7回のテーマは、経験はあてにならない、です。

「詰め込み教育」では、「習うより慣れろ」といった「経験」が重要視されてきました。確かに、多くの経験を積んでいくことは、人の成長にとっては必要不可欠なものですが、学習や問題解決において「経験」は、足かせになることもままあります。なぜならば、同じようなことがもう一度起こることは、現実的ではないからです。

試験や入試では、「傾向と対策」がとられ、同じような問題が出題されることが前提で、多くの受験生が過去問や対策問題を解いてきましたが、近年では、塾業界などで、センター試験では絶対に出題されないと言われていた「源氏物語」が出題されたり、新傾向の問題や、数独、「赤い風船」の絵についての小論文など、生徒が今までに解いた経験のないような問題が出題されてきています。そして、「傾向と対策を」真面目にやってきた生徒ほど、そういった現実に臨機応変に対処する力が養われず、大きなチャンスを逃してしまうこともあるのです。

一度落ち着いて考えてみれば、「こうしておけば大丈夫」などといった方法論は存在しないことは明らかです。

学業を終え、社会に出てからは、さらに未体験の出来事が増えていきます。これから体験するであろう出来事は、今まで経験してきたものと同じことの方が少ないでしょう。

経験から学べることは、その特定の体験についての対処法ではなく、その経験を通してしか実感できなかった感覚や、改善点です。

日々変わっていくニーズや急な変化に対してできることは、「考える」こと以外にはありません。

続きを読む

スポンサードリンク