『学び方を学べ』 第9回のテーマは、結果にこだわらない、です。

学習において、「結果」は目に見えて解りやすい指標ですが、それだけが全てではありません。英語系の検定試験(英検・TOEIC・TOEFLなど)では、合格の公式認定証が再発行できる期限が2年以内とされています。おそらくほとんどの人は、2年以上も前に読んだ本の内容を、詳細に正確に伝えることはできないでしょう。しかし、本の内容を詳細に正確に記憶しておくことが、本を読む目的でしょうか。本を通して感じたことや学んだこと、感動した体験などは、2年後でも鮮明に思い出せることもあると思います。

就活で、大学や企業に提出するエントリーシートに、検定試験のスコアを記述するという明確な目的があれば別ですが、2年後もそのスコアを取れる保証はありません。しかし、英語の本質を理解していたり、学び方を知っている場合はどうでしょう。2年後、またスコアが必要になったときに、ある程度復習すれば、記憶もよみがえり、2年分の経験もプラスされ、より良いスコアを得られるかもしれません。

受験も同じです。現状では、たとえ良い大学に進学したとしても、必ずいい企業に就職できるとは限りません。多くの学生は、就活でまた他の学生と同じスタートラインに立つことになるシステムを通過しなければならないからです。ここで現実的に問われる差は、試験の結果ではありません。世界でも有数の難しい大学入試を乗り越えて入学した大学で、何をしたか、何を学んだか、どう成長したか、という部分が問われます。

続きを読む